「高崎の街なかしか走らないし、オールシーズンタイヤで十分じゃない?」
「いや、群馬の冬をなめちゃいけない。スタッドレス一択でしょ」
この時期、職場や家族のあいだでこんな会話になることはありませんか。夏も冬も履き替えずに使えるオールシーズンタイヤは、ここ数年ですっかり身近になりました。一方で、雪道・凍結路の安心感ではやはりスタッドレスタイヤ、という声も根強くあります。
結論から言うと、答えは「どこを、いつ、どれくらい走るか」で変わります。高崎を拠点に車を使う方を想定して、考え方を整理してみます。
3種類のタイヤ、何がどう違う?

ざっくり分けると、次のようなイメージです。
- サマータイヤ(夏タイヤ):乾いた道・雨の道が得意。雪道や凍結路は走れません
- スタッドレスタイヤ:雪道・凍結路のためのタイヤ。低い温度でも硬くなりにくいゴムを使っているのが特徴です
- オールシーズンタイヤ:夏も冬も「そこそこ」こなすタイヤ。ある程度の雪道には対応しますが、冬用タイヤほどは止まれません
NEXCO中日本は、M+S表示などのあるオールシーズンタイヤについて、ある程度までは積雪路面にも対応できるものの、冬用タイヤに比べて制動性能が劣るため、降雪状況によっては走行できない場合があると説明しています。
「オールシーズン=冬もスタッドレスと同じように走れる」ではない、というのがまず押さえておきたいポイントです。
オールシーズンを選ぶなら「スノーフレークマーク」を確認
オールシーズンタイヤを検討するなら、タイヤの側面にスノーフレークマーク(山の中に雪の結晶が描かれたマーク)があるかどうかを必ず確認しましょう。
NEXCO西日本は、オールシーズンタイヤで冬の高速道路を走る場合、スノーフレークマークが表示されているタイヤを全車輪に装着するよう案内しています。NEXCO東日本関東支社も、2024年2月の大雪の際、冬用タイヤとして「スタッドレス表記またはスノーフレークマークが表示されているもの」を全車輪に装着するよう呼びかけていました。
さらに、国土交通省 関東地方整備局などは2025年12月の注意喚起で、ノーマルタイヤだけでなく、スノーフレークマークのないオールシーズンタイヤも車両の滞留や通行止めを引き起こす可能性があると呼びかけています。
同じ「オールシーズン」でも、マークの有無で冬の扱いが大きく変わる、ということです。
高崎で使うなら、どう考える?
高崎の市街地は、雪が積もる日がそう多くありません。ただ、同じ高崎市内でも榛名や倉渕のような山側に行けば話は別ですし、県内には冬になると通行止めになる道もあります。群馬県は、片品村やみなかみ町などの山間部を中心に、県が管理する道路の一部区間を冬のあいだ閉鎖しています。県は「標高の高いところでは、10月から降積雪のおそれがあります」として、冬用タイヤの装着やチェーンの携行を呼びかけています。

オールシーズンタイヤが向いている人
- ふだん走るのは高崎・前橋・伊勢崎など平野部の市街地が中心
- 雪の日は無理に出かけず、車を使わない選択ができる
- 冬に山道や県北部へ行く予定はほとんどない
- タイヤの履き替えや、外したタイヤの保管の手間を減らしたい
スタッドレスタイヤが向いている人
- 榛名・倉渕方面や、みなかみ・草津・沼田など県北部へ冬に出かける
- スキーやスノーボード、雪国への帰省で関越道・上信越道を使う
- 早朝や夜の通勤で、橋の上や日陰など凍りやすい道を通る
- 雪の日でも仕事で車を使わなければならない
「年に数回、うっすら雪が積もる日に困らなければいい」ならオールシーズン、「凍った道を走る可能性があるなら」スタッドレス。私たちはそう考えています。凍結路では、オールシーズンタイヤよりスタッドレスタイヤのほうが安心です。
群馬県のルールも知っておこう
群馬県の道路交通法施行細則では、積雪や凍結で滑るおそれのある道路を自動車で走るときは、駆動輪にチェーンなどの滑り止めを付けるか、雪路用のタイヤを使うことが運転者の守るべきこととして定められています。冬の道路の規制について詳しくは、下の関連記事で解説しています。
切り替えるなら、今のタイヤは売ってしまうのも手
スタッドレスからオールシーズンに切り替えると、手元には「夏タイヤ」と「スタッドレス」の2セットが残ります。逆に、オールシーズンからスタッドレス+夏タイヤに戻す方もいるでしょう。
どちらにしても、使わなくなるタイヤの行き先は早めに決めておくのがおすすめです。保管している間にも製造年は進み、タイヤとしての価値は少しずつ下がっていきます。
Reキャリー高崎店では、サマータイヤもスタッドレスタイヤも1本から査定しています。ホイール付きタイヤは100%買取保証なので、切り替えで余ったセットはぜひ新しいタイヤの購入資金にしてください。
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よくある質問
オールシーズンタイヤなら、冬の高速道路はいつでも走れますか?
スノーフレークマーク付きなら冬用タイヤ規制の区間も走れますが、大雪のときに行われる「チェーン規制」では、スタッドレスタイヤでもチェーンがないと通行できません。オールシーズンでも同じです。
スタッドレスタイヤを1年中履いていてもいいですか?
走ること自体はできますが、スタッドレスタイヤは夏の乾いた道や雨の道を得意としていません。減りも早くなりやすいので、雪の心配がなくなったら夏タイヤに戻すのが基本です。
さいごに
オールシーズンとスタッドレス、どちらが正解かは使い方しだいです。「凍った道を走る可能性があるか」を最初に考えて、自分の冬の過ごし方に合うタイヤを選んでください。タイヤを切り替えて余ったセットは、Reキャリー高崎店にご相談ください。


